幻影

震えるような焦りを隠して

何でもないように……笑えているでしょうか?


逃げ出したくなるような焦りを隠して

何でもないように……話せているでしょうか?


根拠のない焦燥

際限なく広がってくるのは

ただ…不安だけ


重い足取りを誤魔化しながら

ゆっくりと歩きだした


追いすがってくる幻に

駆けだせば迷うだけだろう

せまりくる幻に

ただ焦りと怯えを隠し


幾度も幾度も呟いて暗示をかける

震えるこの手を悟られないように

あなたへの想いを悟られないように…



1000HIT記念作品です。
小説の最初の頃の、高耶に対する想いを打ち消し去ろうとしている頃の
直江の心の内を書いてみました。
何と無く感じて頂ければ幸いです。

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